WordPressで作られたサイトは、現在、趣味のサイトから商用のサイトまで幅広く利用されています。
WordPressは、ブログやホームページを制作できるCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)です。現在、世界中のサイトの約3分の1はWordPressで作られていると言われ、日本国内でも、個人ブログだけでなく、企業や公共機関のサイトなどに幅広く利用されているツールです。
WordPressでホームページを作るメリットは、低予算かつ高性能のホームページが作れることにあります。
ホームページ制作会社に依頼をするとホームページの骨組みから全て考えることになりますが、WordPressでは骨組み部分が既に完成しているため作業工程を大幅に減らすと同時に制作費用の削減が可能になります。
また、WordPressのプラグインを利用することで、問い合わせフォーム・ショッピングカート・メルマガ配信など、ホームページには欠かせない機能が実装できます。
WordPressのホームページと従来のホームページの違い
ホームページの作成環境
従来はホームページを作るとなると、パソコンでHTMLやCSSを使ってコーディングをしたり、パワービルダーなどのホームページ作成ツールを使ってHTMLファイルを作成した後に、サーバの領域にファイルをアップロードして公開するといった内容でした。
WordPressは、PHPとMYSQLのデータベースを使ったシステムでサーバ上に環境が構築されており、ブラウザから、管理画面を通してページや投稿をGUIで作成して保存すればホームページとして公開されるというシステムです。
HTMLやCSSの知識があればカスタマイズもできるため、凝ったページの作成も可能ですが、通常はHTMLやCSSを意識することなく簡単にページが作成できてしまいます。
WordPressサイトのデザインはテーマで簡単に変更
従来のホームページでは、サイトのデザインを変えるとなるとCSSを作り直す必要がありました。
WordPressでは、サイトのデザインがテーマという形で作られています。このテーマは簡単に変えることができるため一瞬にして違う印象のホームページにリフレッシュできます。
WordPressサイトのコンテンツの修正でスタイルは壊れないから安心
従来のホームページでは、コンテンツを修正するとスタイルが壊れてしまうということがあり、ユーザが簡単には修正できませんでした。
しかしWordPressは、コンテンツとスタイルが分かれているのでサイトの崩れを気にすることなくユーザでコンテンツの編集や追加が簡単に行えます。
WordPressのプラグインを使えば機能の追加が簡単にできる
従来のホームページでは、カウンターを設置したり、メールを送信するなどの追加の機能はCGIで作成しなければならないなど、簡単ではありませんでした。
WordPressを使えば、このような吹き出しも簡単に表示できます。
WordPressでは、数多く用意されているプラグインの中からニーズに合ったプラグインを組み込むだけで、メール送信フォーム、サイトマップ、アルバム機能など、いろいろな機能を追加できます。
WordPressの良い所
おしゃれなデザインのテーマテンプレートが豊富
WordPressには、沢山のおしゃれなデザインのテーマテンプレートがあります。
WordPressのテーマには、有料のテンプレートと無料のテンプレートがあり、無料のテンプレートは管理画面からワンクリックでダウンロードできます。
ただし無料のテンプレートには2つの注意点があります。
1つ目はデザインの多くが海外クリエイターが作成したテーマなので、日本語でページを表示するとイメージが変わってしまいます。
2つ目は、テーマのサンプルで用意されているホームページはHTML・CSSを使用してカスタマイズされています。自分のWordPress環境にテーマを反映しても、サンプルのホームページと同じようにはならない場合が多いことです。
また、テーマによっては、独自で作成された機能を搭載しているものもありますので、テーマを変更すると、急に機能が使えなくなりするため、代わりにプラグインを導入しなければならないこともあります。
無料でダウンロードしたテーマで作りたいホームページが作れればよいのですが、細部に拘りたい場合などは有料のテンプレートを購入することも一つの手段です。
無料でシステムを使うことができる
WordPressは無料で使うことができます。
ホームページをブラウザで表示させるためには、サーバやドメインを用意する必要はありますが、WordPressのシステム本体は無料でダウンロードでき、複数のWordPressサイトを構築しても利用料は発生しません。
無料のホームページ制作サービスでは、独自ドメインを設定すると有料になるといったサービスもありますが、WordPressは独自ドメインを使用しても無料で使うことができます。
WordPressを使ってホームページを制作した場合にかかる費用は、サーバ代と独自ドメイン代です。
ブログのようにページの作成・更新ができる
WordPressは、ブログ形式でホームページが作成できます。
ブログのような感覚で、簡単にページの作成・更新ができるので、難しい操作方法を覚える必要がありません。
定型的なレイアウトに当てはめながらの作業にはなりますが、基本的には「文字の入力」と「画像の貼り付け」だけで簡単にホームページを作成・更新していける点こそ、WordPress最大のメリットといえます。
スキル次第でカスタマイズが自由自在
WordPressでは、プログラミングのスキルがあればホームページの環境や機能、デザイン、構成などを、自由自在にカスタマイズできます。
しかし自由自在にカスタマイズするためには、HTMLやCSS、PHPといった専門知識が必要となります。これらの知識を習得するためにはある程度長い期間の学習が必要です。なので短期間で最小限の手間でホームページを作りたいと考えている方には向いていないともいえます。
機能を拡張するためのプラグインが豊富
WordPressの特徴の1つが、機能を拡張するためのプラグインの豊富さです。
通常、ホームページに様々な機能をもたせようとするとプログラミングの知識が必要となります。しかし、プラグインを使用すればプログラミングを行なう必要はなく、パンくずの設置やフォームの作成、動画の埋め込み、ショッピングカートの組み込みなどを簡単に追加できます。
ただし、細かい設定をしないと動かないプラグインや、日本語に対応していないもの、複数のプラグインを使う時に組み合わせに注意しなければならないなど、使いこなすにはスキルが必要になります。
WordPressは困った時の事例に溢れている
WordPressを使ってホームページを作る方が多いため、インターネット上にはWordPressに関する情報がたくさんあります。
利用者が多いことでの情報量の多さは、他のホームページ作成サービス・CMSにない特徴ですが、最新のWordPressのバージョンでは情報が無く解決できないこともあります。
WordPressのテーマ選定は重要なポイント
以前は、WordPressのテーマと言えばサイトのデザインがメインで、SEOやアフィリエイトなどの仕組みはプラグインを使って機能を追加していました。
しかし、最近のWordPressテーマは、SEOやアフィリエイト、最小限必要なプラグインの機能が組み込まれているものが多くなっています。
メリットは、使うプラグインが少なくて済むので、WordPressサイトの高速化が図られるということです。機能が少ないWordPressのテーマでは、どうしてもプラグインで機能を追加しなければならずレスポンスにも影響を及ぼします。
また、コンテンツが増えてくるとサイトが重たくなりますので、機能が豊富で動作が軽いWordPressのテーマを選ぶ必要があります。
有料や無料のWordPressテーマが沢山ありますが、次のことを考えて選定しましょう。
- 表現するための機能が豊富である。
- 最低限必要なプラグイン(SEO、画像遅延)が組み込まれている。
- ソースがシンプルでわかり易くコメントがあり、カスタマイズする箇所が見つけやすい。
- ページ高速化機能搭載
- モバイルフレンドリー
- AMP対応、PWA対応の可否
- PCとモバイル完全レスポンシブ対応
- W3CのHTML5に準拠
- W3CのCSSに準拠
- 基本的な構造化データタグの適用
- HTMLアウトラインの最適化
- バージョンアップの頻度
- フォーラムの充実度
WordPressでホームページを作る方法は2通り
では、WordPressでホームページを作るにはどうすれば良いでしょうか。
方法は2つあります。
WordPress.comのサイトで作成する
1つは、WordPress.comのサイトで無料で作成する方法です。IDを取得すればすぐにでもWordPressのサイトを構築できます。ただしプランによりテーマやプラグインの利用については制限があります。
登録して実際にホームページを作ってみましょう。
サーバをレンタルしてWordPressの環境を自身で構築して作成する
もう1つは、自分でサーバをレンタルしてWordPressの環境を構築する方法です。
WordPressは、WordPressのサイトから無料ダウンロードできます。
WordPressでホームページを作成するには、サーバの契約が必要です。いろいろなレンタルサーバがありますが、どれでも良いわけではありません。安いからといって契約すると失敗してしまいます。
WordPressが動くには、PHPとデータベース(MySQL)が使えるサーバである必要があります。
サーバの準備さえできてしまえば、サーバのよってはワンクリックでWordPressを簡単にインストールできる機能も用意されていますので導入は簡単です。
サーバを契約しただけでは、共有ドメインといって、サーバの運営会社が用意したドメインでの公開となってしまいますので、独自ドメインを自分で用意する必要があります。
このサーバと独自ドメインは取得するだけでなく、独自ドメインにアクセスした時に、サーバに用意したWordPressが表示されるように自身で設定をしなければいけません。
WordPressでホームページを制作しよう
WordPress.comを使ってみて、意外と簡単にホームページが作れそうと思った方は、そのまま自分で構築されても良いでしょう。
WordPressでホームページが出来てからがスタート地点
WordPressで作ったサイトをインターネットに公開してからは、サーバエラーが発生したり、レスポンスが悪化したり、WordPressのバージョンアップとプラグインのバージョンアップが必要であったり、SEO対策が不十分でサイトの順位が上がらなかったり、といったいろいろな問題をクリアし続けなければホームページの効果は薄れてしまいます。
問題をクリアしてゆくには、WordPressテーマの問題か、サーバの問題か、WordPressプラグインの問題か、WordPress設定ファイルの問題かなどの切り分けが行えて、問題を解決するためのスキルが必要になります。
ホームページは、出来たら終わりではありません。出来てからが始まりです。
WordPressは使ってみたが、ホームページの作り方がわからないという方は、次のステップに進みましょう。
WordPressでのホームページ作成をアウトソーシングするのです。
エイチ・ワイ・エムがお客さまに出来ること
エイチワイエムでは、WordPressによるホームページ作成のほか、レンタルサーバの手続き代行、レンタルサーバの設定、ドメインの手続き代行、WordPress環境の構築など、お客さまの多様なニーズに対応しています。
ご依頼の事例
- WordPressの環境インストールを依頼したい。
- WordPressで新規サイトを構築したい。
- WordPressでサイトを構築した後にユーザで簡単に更新できるようなしくみを作りたい。
- 既存の静的サイトをWordPressに移行したい。
- WordPressを別のレンタルサーバに移行したい。
- 既存のWordPressサイトの内容をカスタマイズしたい。
- WordPress用のサーバホスティングとサイト制作・サイト保守をお願いしたい。
- WordPressの環境をマルチサイト環境に変更したい。
ホームページの制作費用を抑えるポイント
WordPressのテーマでは、既にサイトの高速化やアクセスアップさせるための配置や文字サイズなどのノウハウが凝縮されており、内部SEO施策が行われGoogleなどの検索エンジンにも強くなっています。
ホームページはカスタマイズすればするほどサイトのレスポンスに影響を及ぼします。そしてWordPressテーマの強みも薄れてしまいます。
見た目はシンプルに、デザインを凝るよりも内容を充実させることが検索エンジンに好まれ、検索結果の上位に表示されると共にアクセスアップにも繋がります。
最近のWordPressテーマは、設定によりサイトイメージを簡単に変更できます。
基本的には、WordPressテーマで出来ること&最小限のプラグインを組み合わせることでサイトを構築し、カスタマイズは最小限にすることがサイト構築の費用を抑え、サイトを高速化し、アクセス順位を上げるためのポイントです。
独自ドメイン・レンタルサーバー・SSLもおまかせ下さい
- 従来のホームページからWordpressへの移行
- サーバの移行
- SSL対応
- WordPress導入やカスタマイズなどの部分的な案件
- 独自ドメインの取得・更新、SSL申請、ホスティング、WordPress アップデートなど
ホームページ公開までに必要な作業
ご依頼者様で行って頂く必要がある作業(代行も可です)
- レンタルサーバーのご契約
- 独自ドメインの取得
- サイトで利用する画像コンテンツの準備
弊社での作業
- WordPressのインストールと環境設定
- SSL対応
- コンテンツの制作
- WordPressテーマのカスタマイズ
- WordPressプラグインの導入
- SEO対策
- サイト表示の高速化
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お客様に合った最適なプランを提案しますのでお気軽にご相談ください。
納品時には使用方法をわかりやすく説明いたします。